奇妙な告白のためのグールド

『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』には、グレン・グールドについて、書かれた部分が多い。私も、ピアノを小さい頃から習っている関係で、グールドには、興味を持っていた。グールドに関するエピソードは、いくら語っても尽きないのではないかと思われる。要は、変わっている人だった。いや、ピアニストになるには、あまりに繊細だったのだろう。この本は、『ゴールドベルク変奏曲』の構成に則って、書かれている。凝っているのは、構成だけではなく、内容も、グールドの心理に深く迫っている。最初、読みづらいなぁと思ったけれど、慣れると、独特のグールドワールドに引き込まれた。伝記の中で一番面白い。




バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)


バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)



モーツァルト:ピアノソナタ集

モーツァルト:ピアノソナタ集