私は泣いた

琴音さんのブログ『愛をめぐる奇妙な告白のためのブログ』の『フーガ』の幻のあとがきに、お母さんに、アリス・ミラーを読ませたいけど、読んでくれないから、小説にしたって書いてあった。子供の頃の心の傷から立ち直る話。私は、この本を読んで、何度も、何度も、泣いた。自分が、どうして、リスカなんかやってたのかわかったから。かわいそうな私、そう思って泣くことは、まだ、できない。でも、初めて、人に許された感じがした。『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』を読んだ時も同じだった。許された気がした。

子ども時代の扉をひらく―七つの物語

子ども時代の扉をひらく―七つの物語



沈黙の壁を打ち砕く―子どもの魂を殺さないために

沈黙の壁を打ち砕く―子どもの魂を殺さないために



禁じられた知―精神分析と子どもの真実

禁じられた知―精神分析と子どもの真実



才能ある子のドラマ

才能ある子のドラマ



真実をとく鍵―作品がうつしだす幼児体験

真実をとく鍵―作品がうつしだす幼児体験



「子ども」の絵―成人女性の絵画が語るある子ども時代

「子ども」の絵―成人女性の絵画が語るある子ども時代



闇からの目覚め―虐待の連鎖を断つ

闇からの目覚め―虐待の連鎖を断つ



アリス・ミラーの本は、精神的、肉体的虐待を子供時代に受けた人々を癒すためのものだと思う。まず、虐待を受けていたことを自覚すること。とても難しい。親って、大切だから。でも、まず、それを受け入れないことには、自傷行為や犯罪・薬物中毒、いろんな害悪から立ち直れないという。自分で何かおかしいと思う人は、是非、読んで欲しい。