初めて知った悲劇

クメール・ルージュのことは、初めて知った。ポル・ポトという人も初めて聞いた。世界史でも、現代に近くなると、先生は教えない。各自、教科書を読んでおいてください、というだけだ。誰も言うことなど、聞かない。カンボジアで、こんな大虐殺があったなんて信じられない。みんな、狂っている。生々しくて、ものすごく怖かった。ヒットラーアウシュビッツは有名だけど、クメール・ルージュって、知っている人が少ないんじゃないだろうか。知ることができたのも、『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』のおかげだ。ひとりでも多くの人に、人間が、なんと残酷になれるのか読んで欲しい。



イヌイット―「極北の狩猟民」のいま (中公新書)

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ダライ・ラマ自伝 (文春文庫)

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ビスマルク (Century Books―人と思想)

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